HORN DREAM CATCHER PIERCE鹿角のドリームキャッチャー
東日本大震災で津波の被害を受けた、石巻市牡鹿半島の小さな漁村・牧浜集落。
この小さな浜ではじまり、多くの人の想いによって歩みを進めてきたOCICAプロジェクト。
これまでのヒト、モノ、土地との出会い、物語を一冊の本にまとめました。
EAM CATCHER PIERCE鹿角のドリームキャッチャー
プロジェクトの立ち上がりから約一年、OCICAは着々と拡がりを見せ、2013年1月末現在で、全国30以上の店舗やイベント、オンライン販売を通じて、2,000個以上のOCICAネックレス・ピアスを販売するに至りました。そのプロセスを振り返ると、このプロジェクトの不思議な特徴と魅力に気付かされます。
HER PIERCE鹿角のドリームキャッチャー
これまでの一年を振り返ると、OCICAプロジェクトの価値とは、製品の販売や売上以上に、そこに至るまでのプロセスや、人々の関わり合いにこそあるのではないかという考えが浮かんできました。
津波の被害を受けた人たちが、そこから立ち上がって集まり、手を動かしてモノをつくって、終わったら集まってお茶っこをして、たくさん話をして笑って帰る。このすべてのプロセスが揃って、OCICAプロジェクトなのではないか。そう感じるようになりました。そんなOCICAプロジェクトの背後にある、ヒトとモノと、土地の物語を、みなさんにもお届け出来たら…そんな想いから、この本は生まれました。
E鹿角のドリームキャッチャー
プロローグ
第一章 出会いと始まり
被災した人々の自立したくらしは、どうしたらとり戻せるのだろう。
三人の恩人たちと牧浜のお母さんたちとの出会いが、すべての始まりだった。
第二章 奮闘、奔走、悪戦苦闘
「津波は怖かったけど、津波があったからみんなと出会えた」
細く弱い糸が、つむがれることで強度を増すように、
牧浜のお母さんたちと僕らは“チーム”になっていった。
対話の中から見えてきたのは、とてもシンプルなことだった。
第三章 お母さん達との「豊かな」時間
集会所にみんなで集まって、一緒に作業をしたら、お茶っこする。
ただそれだけのことが、かけがえのない時間になっていく。
第四章 広がるOCICAの輪
販売が始まると、予想以上の反響が待っていた。
それは復興支援という枠をこえ、OCICAにかかわる人たちの「縁」がつむいだものだった。
第五章 それぞれの想いをOCICAに託して
頭でっかちではなく、気持ちや想いだけでもなく、
手足をがむしゃらに使って成果を追い求めるのでもない。
だから、みんなが気持ち良くエネルギーを出し合える。
エピローグ